春にアメリカに行ったときに買ったパズルを出していなかった。写真のようにいくつかのパーツが組み上がったもので、「KNOT(結び目)」ということである。
かたちが組み上がった状態で売っていたので、自分で少しいじってばらそうとしたが、かなり時間がかかりそうなのであきらめて、そのまま研究室のお茶部屋に放出。
しばらくするとバラバラになっていた。お見事。
が、そのあと組み上げには誰も成功しなかった・・・。
買うときの宣伝文句には、確か「most difficult・・・」と書いてあったが、確かにその通り。
実は答えの冊子が付いていてばらすのも組み立てるのも同じ経路。
ばらし方を覚えていれば組み立てられるはずだが、がちゃがちゃやっていたらバラバラになった、ということだとふつうは覚えていないものだ。
このパズルはノット(結び目)ということであるが、実際には一本のヒモで結び目を作っているわけではない。 本欄の趣旨である研究の余談としては、「では、ヒモからなるタンパク質では結び目なんてありえるの?」と思う人がいるかもしれない。タンパク質でも結び目をもつものはあります。ついでに言えば、環状(つまり輪っか)もありえる。このような珍しいトポロジーについてはいずれ別のコラムにするつもりです。
ちなみにこのパズルの購入先は、ニューヨークのMOMAショップ。パズル屋さんではなく、一種のセレクトショップで、デザインのよいものがいっぱいなので見ているだけで楽しめます。
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