このブログを立ち上げるに際してタイトルを何にするか思案していたが、ふと思いついてSupplementary Online Material on Taguchiとした。これは日頃論文を読み込んでいる研究者の方々ならばおそらくご存じであろう、Science誌のSOM (Supporting Online material)からヒントを得たものである。「Supporting」というと何をサポートするのかよくわからないので、ここではSupplementaryとした。
研究者でない方には、何のことかわからないかもしれないので簡単に説明しよう。誌面に制約のある学術雑誌(Nature、Science、・・・)では本論文に載せることのできない実験データを補足情報としてオンラインで提供している。ネットが発達しているからできることである。以前なら文中にdata not shownということで終わらせていたデータが今ではサプリメントに載せることができる。極端な場合では、実験方法に関することはすべてオンラインの補足情報に載せる場合すらあるほどだ(Science誌)。
おもしろいのはこのサプリメント情報を何と呼ぶかが雑誌によって微妙にちがうことである。
Nature → Supplementary Information
Science → Supporting Online Material (SOM)
Cell → Supplemental Data
PNAS → Supporting Information
EMBO J. → Supplementary Information
JBC → Supplemental Data
というような具合で、微妙に少しずつ変えているようだ。
が、EMBO J.とNatureは同じグループだからか同一の名称だ。
では、CellとJBCは?ということになるが・・・。
2006/09/09
Supplement
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