私のラボで修士課程からポスドクまで10年ほどを過ごした三輪つくみさんが今年初夏よりドイツでポスドクを開始した。今月一時帰国してラボを訪ねてくれた際にパズルのお土産をもってきてくれた(残念ながら私はインフルエンザにかかってしまって会えなかったのだが)。
いかにも私が好きそうなパズルである。
Chinese devilという名前のパズルらしい。
普通完成した状態から崩すのは簡単なのだが、このパズルは最初崩すことができなかった。タンパク質になぞらえて言えば、完成した天然構造が超安定で簡単には変性しない、ということになる。
しばらく格闘したができなかったので、学生たちに崩してもらおうということでラボのお茶部屋に置いておいた。翌朝ラボに来ると、教授室のディスカッションテーブルに見事に崩れた状態で置かれていた。6つの木製のパーツがヒモでつながったパズルである。
このパズルがタンパク質の立体構造の観点から興味深いのは、構造ができた木製パーツを変性したヒモがつないでいる点である。これは実際のタンパク質の構造でも変性したループがαヘリックスやβストランドなどの二次構造をつないでいるのにそっくりである。
三輪さん素敵なパズルをありがとうございました。やはり海外には凝ったパズルが多いので、また何か見つけたら入手してください。





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