
写真は、柏キャンパスのすぐ隣にある柏の葉公園で撮ったものだ。なかなかにいい公園であるが、意外と足を運ばない。定期的に行くのは花見の頃かな。実際、桜の季節にはびっくりするくらいの人がいる。逆に、ふだんの平日はあまり人がいない・・・。

最近、つくばエクスプレスの柏の葉キャンパス駅から大学まで自転車で行くことがあるが、この公園内を最後に横切ると気持ちがよい。夜など真っ暗だが、星空がとても広くてすがすがしい気持ちになる。
蛋白質科学者がつづる、シャペロン、フォールディング、「新生鎖の生物学」、「多面的蛋白質世界」など・・・にまつわる補足情報。
左の実験はシャペロンのはたらきを専門家でなくても一見してわかってもらうために考えた実験だ。シャペロニンはタンパク質の凝集を防ぐはたらきがあるが、タンパク質の凝集と言えば、「ゆで卵」ということで、卵白にシャペロニンを加えて70℃に加熱したら、見事、シャペロニンを入れた方では凝集ができないために透明なままである(ただし、実際には卵白は50倍程度薄めている)。
この実験は10年以上前、東工大での博士課程かポスドクのころに行った懐かしいものだが、今でも重宝している。一回は、このネタだけで投稿論文にもしたことがあるが、さすがにこの図一枚ではダメだ、ということであった(まぁ、ぼくがレフェリーでもそう言うだろうが)。何か実験を付け足して再投稿、と考えたが、なんだかんだ後回しにしていたら、そのままになってしまった。最近、JBの総説を書く機会があったので、そこにはこの写真を載せている。
2016年9月に共著で出版した 書籍 が文庫化されて今月初めに販売を開始している。 「池上彰が聞いてわかった生命のしくみ 東工大で生命科学を学ぶ(朝日文庫)」 著:池上彰, 岩崎博史, 田口英樹(朝日新聞出版) → amazon.co.jp → 出版...