もうかれこれ10年近く前だが、東工大時代に吉田先生と一緒に「分子シャペロンの基礎」という総説を「分子シャペロンによる細胞機能制御」(2001、シュプリンガーフェアラーク)に書いた。この内容は吉田賢右研究室ウェブサイト(現・京都産業大学)のシャペロンの解説記事の元ネタであるが、「原典」の3分の2程度がオンラインで読めることが判明した(→こちら)。Googleに「ブック検索」というコーナーがあり、そこで引っ掛かってきたのだ。基本的にはプレビューということだが、この総説の肝心なところは幸いカバーされているので、これを読んでいる「シャペロンって何」って思っている方々はぜひ読んでください。
この総説はシャペロン入門とでも言うべきもので、「教授」が研究室見学に来た「学生」にシャペロンとは何かを対話形式で説明していくというスタイルである。その二人以外にも研究室の「院生」がちゃちゃを入れながら話が進んでいくのだが、この対話形式は話の展開がしやすくてなかなか書きやすかったのを覚えているし、かなり好評を博した(主に同業者間ですが・・・)。ほんとうは新たに書き直した「シャペロンの基礎2009」みたいなのを作りたいが、なかなか余裕がないのが残念・・・。
追記:上記のブック検索での立ち読み的な部分は削除されている(2013年5月)
2009/02/20
「分子シャペロンの基礎」がオンラインで読める
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